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2024年06月25日 (Tue)
不動産投資の基礎知識:始める前に知っておくべきこと
不動産投資が気になるけど、難しそうで手が出ないと感じていませんか?
この記事では、不動産投資を始める前に、最低限知っておくべき知識を解説します。
不動産投資は少額で大きなお金を動かせるだけでなく、管理がしやすい点で初心者にとって始めやすい投資です。
「本業以外に収入の柱を作っておきたい」という方はぜひ最後まで読んでみてください。
不動産投資の基礎知識①不動産投資とは
不動産投資とは、所有する不動産から家賃収入を得たり、売却するときに生じる収益を見込んで不動産に投資をすることです。不動産投資の基礎知識②不動産投資で収入を得る方法
不動産投資で収入を得る方法は、インカムゲインとキャピタルゲインの2つがあります。
インカムゲインとは、家賃収入で収益を得る方法です。キャピタルゲインは、差額収入と訳されます。株や貴金属投資と同じで、不動産が安い時に購入し、不動産の価値が上がった時に売却する方法です。
買値と売値の差額収入が収益になります。
不動産投資の基礎知識③利回りとは
不動産投資では、利回りという言葉をよく見聞きします。
利回りとは「投資金額に対する収益の割合」のことで、不動産がどれだけの家賃収入を生み出せるのかを示す指標です。
利回りは、不動産を比較するのに便利な値で、数値が高いほどリスクも増えますが、リターンが大きい不動産だといえます。
利回りには種類があり、よく使われる2つの利回りについて解説します。
表面利回り
物件購入額に対する収益の割合のことで「年間の家賃収入÷物件の購入価格×100」で計算します。
実質利回り
実際にかかる税金や修繕費を計算式に用いるため、現状に近い数値を算出できます。
不動産投資の基礎知識④不動産投資の種類
不動産投資は、長期的に安定した収益を得られることが大きな魅力です。
そのためには、長く続けられる投資の形を選ぶことが大切です。自分に合った不動産投資の種類を選び、資産を増やすシステムを作りましょう。
不動産投資には、主に以下の3つの方法があります。
一棟投資
部屋が複数あるため、空室数が少なくて済み、毎月まとまった家賃収入が見込めます。
一方、初期投資が高額になりがちで、管理・運営に手間がかかります。初心者には少しハードルが高い投資と言えます。
区分マンション投資
区分マンション投資とは、マンションの一室を購入して貸し出すことで、家賃収入を得る投資方法です。
たとえば、リノベーションされたマンションの一部屋を買取り、貸し出すのも一つです。若い世代は、賃貸物件への抵抗がない人が多い傾向にあります。
現在は、リノベーションされた物件が増えており、おしゃれな家に住むことへの関心やニーズが高まっています。
区分マンション投資は、一部屋ごとの運営であるため、管理がしやすく初心者にも始めやすいでしょう。その一方で、空室の期間は収入が得られない点は注意が必要です。
戸建て投資
戸建て投資とは、戸建て住宅を貸し出すことで、家賃収入を得る投資方法です。
土地をもっている場合は、土地と建物が資産になるため、長い目で見れば土地の値上がりが期待でき、将来売却する際にも、有利な投資方法と言えます。
また、1度入居者が入ると、長期間入居してくれる可能性が高いのも特徴です。一方、入居者が入ってくれるまでの時間がかかるのが難点です。
不動産投資のメリットとリスク
不動産投資には、大きなメリットがありますが、当然リスクもあります。利回りや不動産の購入費、収益に気が行きがちですが、リスクを知ることで回避もできます。不動産投資のメリット
不動産投資を行うメリットは主に以下のとおりです。- 長期的・安定的な収入になる
- 相続税の節税対策になる
- レバレッジ効果が期待できる
不動産投資は、毎月賃料が得られ、本業以外の収入の柱になり得ます。また、所有している不動産が相続したものである場合、現金で持つよりも相続税が安くなります。
資産を不動産として持っていると、相続税評価額が公示価格の80%程度になるだけでなく、その不動産を貸し出しているとさらに評価額が下がり、相続税を抑えることができます。
レバレッジ効果とは、少額で大きな利益を生み出せる効果のことです。
不動産という大きな金額のものに投資をすると、自己資金のみを運用するよりも大きな金額を動かせるため、レバレッジ効果が期待できます。
不動産投資のリスク
不動産投資の主なリスクは以下のとおりです。- 固定費と運用費がかかる
- 入居者とのトラブル
- 自然災害による損害
家賃収入の全額が収益として得られるわけではないことも知っておく必要があります。
また、入居者が家賃を滞納したり、事件や事故に巻き込まれるケースもあります。家賃滞納のトラブルを避けるには、事前審査をしっかり行いましょう。
事件や事故は回避しようがないため、万が一の時に備えて原状回復や補償をしてもらえる保険に入ることが大切です。
自然災害も避けられません。特に耐震・防火の対策は、昨今重要視されています。
建物の点検や補強などの日頃の対策だけでなく保険に加入するなどの対応が大切です。