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2024年06月26日 (Wed)
省エネと太陽光発電を組み合わせた住宅「ZEH(ゼッチ)」
近年は、住宅業界に限らず、ありとあらゆる分野で「環境問題」が話題にならない日はありません。
住宅は、何と言っても人生最大の買い物。
「環境にやさしい住宅」には様々な考え方がありますが、ここではその代表例とも言えるZEHについて解説します。
政府が事業者に対し、ZEHの普及を強力に推し進めた結果、2020年にハウスメーカーが新築する注文戸建住宅では、約56%がZEHとなりました。
断熱化や高効の高い設備の導入により、月々の光熱費を安く抑えることができます。
また、太陽光発電等で売電を行うことが可能な場合、収入を得ることも可能です。
②室温を一定に保つことができる
高断熱の住宅は、室温をある程度一定に保つことができます。
夏涼しく、冬暖かかく過ごせるほか、とくに冬場は急激な温度変化に伴うヒートショックによる心筋梗塞等の事故を防ぐ効果も期待できます。
③非常時対応(レジリエンス)に強い
太陽光発電や蓄電池を使用しているため、台風や地震等、災害の発生に伴う停電時でも、太陽光発電や蓄電池を活用することで、一定の範囲内であれば電気を使用することが可能です。
④補助金を利用することできる
ZEHに認定された住宅は、新築で建てる場合、経済産業省・環境省・国土交通省などによる様々な補助金を利用することができます。
一般の住宅に比べ、太陽光発電などの設備が必要となるため、建築コストが高額となります。
②間取りや外観の自由度が制限される
屋根に太陽光発電を設置する必要があり、棟内にも様々な設備を置く必要があるため、間取りや外観(屋根の角度など)の自由度がある程度制限されます。
③設備の定期的なメンテナンスが必要
太陽光発電に関わる設備は、住宅そのもののメンテナンスとは別に、設備のメンテナンスが必要となります。
④発電量が不安定
太陽光発電は天候に左右されるため、発電量も不安定です。
太陽光発電が鍵となるので、もともと日照時間の短い地域や、隣接する建物の影の影響を受けやすい場所では、慎重に検討する必要があると言えるでしょう。
また、建築コストがどうしても嵩むので、入居後に享受できる光熱費の削減やメンテナンス費用などと比較し、建てる際には中長期的な視点での収支計算が必要となります。
なお、ZEH住宅を提供しているハウスメーカーや工務店の中には、建築コストを含めた中長期のシュミレーションを示してくれるところもあるので、相談してみるとよいでしょう。
住宅は、何と言っても人生最大の買い物。
「環境にやさしい住宅」には様々な考え方がありますが、ここではその代表例とも言えるZEHについて解説します。
省エネと太陽光発電を組み合わせた住宅「ZEH(ゼッチ)」
ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、断熱化や効率の高い設備の導入によって省エネを進め、なおかつ太陽光発電を組み合わせることで、エネルギー収支をゼロにすることを目指した、国の制度に基づく住宅です。政府が事業者に対し、ZEHの普及を強力に推し進めた結果、2020年にハウスメーカーが新築する注文戸建住宅では、約56%がZEHとなりました。
ZEHのメリット
①光熱費を安く抑えることができる断熱化や高効の高い設備の導入により、月々の光熱費を安く抑えることができます。
また、太陽光発電等で売電を行うことが可能な場合、収入を得ることも可能です。
②室温を一定に保つことができる
高断熱の住宅は、室温をある程度一定に保つことができます。
夏涼しく、冬暖かかく過ごせるほか、とくに冬場は急激な温度変化に伴うヒートショックによる心筋梗塞等の事故を防ぐ効果も期待できます。
③非常時対応(レジリエンス)に強い
太陽光発電や蓄電池を使用しているため、台風や地震等、災害の発生に伴う停電時でも、太陽光発電や蓄電池を活用することで、一定の範囲内であれば電気を使用することが可能です。
④補助金を利用することできる
ZEHに認定された住宅は、新築で建てる場合、経済産業省・環境省・国土交通省などによる様々な補助金を利用することができます。
ZEHのデメリット
①建築コストが高額となる一般の住宅に比べ、太陽光発電などの設備が必要となるため、建築コストが高額となります。
②間取りや外観の自由度が制限される
屋根に太陽光発電を設置する必要があり、棟内にも様々な設備を置く必要があるため、間取りや外観(屋根の角度など)の自由度がある程度制限されます。
③設備の定期的なメンテナンスが必要
太陽光発電に関わる設備は、住宅そのもののメンテナンスとは別に、設備のメンテナンスが必要となります。
④発電量が不安定
太陽光発電は天候に左右されるため、発電量も不安定です。
ZEH住宅の選び方~中長期的視点が必要
様々なメリットがあるZEH住宅ですが、立地環境によって向き・不向きがあります。太陽光発電が鍵となるので、もともと日照時間の短い地域や、隣接する建物の影の影響を受けやすい場所では、慎重に検討する必要があると言えるでしょう。
また、建築コストがどうしても嵩むので、入居後に享受できる光熱費の削減やメンテナンス費用などと比較し、建てる際には中長期的な視点での収支計算が必要となります。
なお、ZEH住宅を提供しているハウスメーカーや工務店の中には、建築コストを含めた中長期のシュミレーションを示してくれるところもあるので、相談してみるとよいでしょう。